大正3年12月14日に東京中央停車場として竣工した東京駅赤レンガ駅舎は、当時の建築界の第一人者・辰野金吾によって設計されました。延べ床面積は2万3897平方メートル。一対のドームを備えた鉄骨煉瓦造3階建の建造物で、東京駅と改称して開業。その後、関東大震災では、ほとんど直接的な被害を受けませんでしたが、昭和20年5月25日の大空襲で炎上し、ドーム部も含む駅舎の屋根すべてを焼失。同年終戦後まもなく、東京駅戦災復興工事が開始されました。被害の大きかった3階部分は、塔舎以外取り壊され、2階建となり、乗車口・降車口の塔舎ドーム屋根は、丸形から八角形に改められて再建。貴重な装飾を失ったドーム内部は、天井をジュラルミン板で半球形に修復。銅板葺だった屋根は、昭和22年3月、鉄板葺きで仕上げられ(数年後に天然スレートに葺き替)、駅舎は戦災前のイメージを残しながらも異なるスタイルで甦りました。翌23年6月20日には、乗車口は南口、降車口は北口とする乗降分離方式の駅内一方通行が廃止。南口・北口のいずれからでも乗降ができるようになりました。応急処置的な東京駅戦災復興工事でしたが再建された八角屋根の赤レンガ駅舎は、今日の復原工事に至るまで、戦災復興のシンボルとして、人々の暮らしと共に歴史を刻んできました。
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東京の正面玄関として、幾つもの困難を乗り越え、その役割を果たしてきた東京駅赤レンガ駅舎。復原工事により、再び、風格ある元の姿を取り戻そうとしている今、戦後から今日にかけて親しまれてきた八角屋根の赤レンガ駅舎も、永くその姿を記憶に留めておきたいと我々は考えました。東京駅赤レンガ駅舎復原工事にあたり、建築写真のエスエスでは、八角屋根の赤レンガ駅舎ラストシーンを撮影。当サイト「東京駅赤レンガ駅舎・オンラインプリントショップ」で、八角屋根の赤レンガ駅舎画像データをオリジナルプリント、ポストカードなどにアレンジして販売、今後、商品アイテムを追加更新し、運営して行きます |